スタッフブログ
みなさんこんにちは!
カスケホーム笠岡店 若木です!
皆さんのお家の和室には、どんな色の「畳の縁(へり)」が使われていますか?
最近は緑や茶色、柄物など、さまざまなデザインの縁が増えてきましたが、お寺や昔ながらの格式高い和室に行くと、ピシッと「黒の無地」で揃えられていることが多いですよね。
「なぜ本格的な和室の縁は黒なんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
実はこれ、単なるデザインの好みではなく、日本の歴史や実用性が深く関わっているんです!
本日は、リフォームのプロの目線から、意外と知らない「畳の縁」の歴史と秘密について解説します!
1. 実は「身分」で決められていた!?歴史的な理由
昔(平安時代頃)は、畳の縁の「色」や「柄」によって、そこに座る人の身分(階級)が厳格に決められていました。
天皇や身分の高い貴族はカラフルで豪華な柄の縁を使い、そこから身分が下がるにつれて使える色や柄が制限されていったのです。
その中で、「黒」や「紺」の無地は、下級武士や一般の僧侶などに許された色でした。
その後、江戸時代以降に畳が一般庶民の家にも普及していく中で、一番身近で無難だった「黒無地」が標準的なものとして定着していったという歴史があります。
2. 昔の人の知恵!汚れを目立たせない「実用性」
昔の畳の縁は、現在のような丈夫な化学繊維ではなく、綿や麻で作られていました。
「畳の縁は踏んではいけない」という作法はありますが、どうしても生活していると足が当たったり、擦れたりして傷みやすい場所です。
そこで、純粋に「汚れや擦れが一番目立たない実用的な色」として、墨などで染めやすい黒が重宝されたという理由もあります。昔の人の生活の知恵ですね!
3. 空間をピシッと引き締める「デザイン効果」
そして最後は、見た目の美しさです。 淡い緑色や黄色っぽい畳の面に、黒い直線の縁が入ることで、まるで絵画の「額縁」のように空間全体をピシッと引き締める視覚効果があります。
この黒のラインが入ることで、格式高く、凛とした厳格な雰囲気が生まれます。
そのため、現在でもお寺の広間や茶室、格式を重んじる客間などでは、あえて「黒無地」を選ぶのが最も正式で美しいとされているんです。
いかがでしたか?ただの「黒」に見えても、実はとても奥深い歴史と理由が隠されているんです。
最近のリフォームでは、あえて縁がない「琉球畳(縁なし畳)」を選んでモダンな洋風空間にするのも大人気ですが、「伝統的でカッコいい和室にしたい!」「客間を格式高く見せたい!」という場合は、あえて王道の【黒の無地】を選んでみるのも大変おすすめです。
カスケホームでは、お客様のお部屋の用途やご希望の雰囲気に合わせて、畳の表替えから和室全体のトータルコーディネートまで幅広くご提案いたします!
「そろそろ畳が傷んできたな…」「和室の雰囲気を変えたいな」とお考えの方は、ぜひお気軽にカスケホームの若木までご相談くださいね!







