
スタッフブログ
こんにちは!
カスケホーム玉島店、大井 です!
内装仕上げを塗り壁にしたいときの
主に使われるのが、「漆喰」と「珪藻土」です。
違いはなに?というところですが、
この2つは原材料も、見た目も、性能も違います!!
今回は、2つにどのような違いがあるのか、
漆喰と珪藻土それぞれの特徴を書いていきます!
■漆喰(しっくい)
漆喰は石灰にワラやスサを混ぜ、
海草などから採取した糊を混ぜたものです。
漆喰は古墳時代から使用され
城の外壁に用いられたり、
住宅にも古くから用いられたり、と
左官壁としてイメージされやすいのは
漆喰なのではないかな?と思います。
■珪藻土
珪藻土は堆積物の一種です。
海や湖に生息していたプランクトンの死骸が
堆積して土のようになった所から採取されます。
珪藻土は無数の穴が開いていて断熱性能や耐火性があり、
また、脱臭性能や吸放湿性能があることから
10数年ぐらい前から左官材料として
一気に利用されるようになりました。
2つの違いですが、
①見た目
漆喰 →きめ細かい、ツルっとした質感
珪藻土 →多孔質で比較的ザラザラとした質感
という違いがあります👀
塗り壁は素材だけではなく仕上げ方によっても
見た目が大きく変化するという特徴もありますが、
↓ 表面がつるっとした感じに仕上がるのが漆喰で
↓ 近づいてみるとザラザラした表情が見えるのが珪藻土です。
②耐久性
耐久性においては、
「珪藻土」よりも「漆喰」のほうが優れている
と考えられます。
漆喰は、
主原料である消石灰と空気中の炭酸ガスが反応して、
硬化していく性質を持っているので耐久性が高いです✨
一方で珪藻土は
固めるために入っている成分によって、耐久性が異なります。
③効果
どちらも持っている効果としては、調湿性に優れているということ。
特に珪藻土は、細かな空孔や穴があるため、
漆喰よりもさらに高い調湿性を持っています。
また、どちらも消臭効果があり、
シックハウス症候群の原因でもあるホルムアルデヒドを
吸着・分解する働きがあります🌟
その他に、漆喰には防カビ性や抗菌・抗ウイルス性があったり、
珪藻土には吸音性があったりと、
様々な効果を期待できます✨
④価格
漆喰と珪藻土自体の価格に
そこまで大きな違いはありませんが、
・下地処理の手間がかかる
・素材として扱いが難しく、施工の難易度が高い
などの理由から漆喰のほうが施工費用がかさむ傾向にあります💦
いかがでしょうか?
漆喰と珪藻土には、
主原料・見た目・効果など、さまざまな点で違いがあります。
家づくりで後悔しないためにも、
塗り壁材に求める条件を明確にしてから素材を選びましょう!!
塗り壁材を検討する際の参考としていただけると幸いです🏠