


ようやく念願のリフォームが実現できました。
撮影は12月のため花は少ないが、春には色とりどりの草花が庭を彩る

ルッコラやバジルなど料理に使える香草なども植えられた自慢の庭を一望
Tさん宅は住宅街の中にある築30年の一軒家。
全体的に暗く、狭さを感じていた上、古くなった浴室など水まわりへの不満もあって、奥さまがリフォームの実行を決意。近くに住む娘さんとお孫さんがたびたび訪ねてくるものの、昔ながらのタイル張りで寒さが増す浴室ではとてもお孫さんを入浴させられないことが一番の大きなきっかけとなった。
しかし、リフォームの構想は、実は約7年前から奥さまが温めていたという。以前から庭づくりをこよなく愛し、「これからの人生を、大好きな庭を眺めながら過ごしたい」という思いをずっと持ち続けていたのだ。
住宅の折り込み広告や雑誌、テレビ番組などを参考に、娘さんにも相談をしながら自らの理想の住空間を見取り図にして何枚も描きためていた。
「今まで頑張ってきた自分へのご褒美に、という気持ちもあって全面改装に踏み切りました」と奥さま。
業者への依頼にあたっては、近所の人が実際にリフォームを経験したという安藤嘉助商店にひとまず予算の見積もりをお願いすることに。その後やりとりをしていく上で話しやすく、自分の考えを伝えやすいと思えたため、正式に契約。思い入れたっぷりの庭をどの部屋からも眺められるよう、1階の間取りを大幅変更した見取り図を基に、実際にパースとして書き起こしてもらった。見積もりから実際の工事に入るまでは約1年。奥さまの要望を最大限叶えるべく、時間をかけて計画を練り上げ、完成パースへと近づけていった。
そして完成した家のメーンスペースは、広々としたLDKと半和室の2空間。どちらからも美しい庭を眺められる、奥さま念願の住空間が誕生した。以前LDKと洋室の間を分断するように存在した玄関の位置を変更し、ひとつづきのゆったりとしたLDKを実現。日中は穏やかな陽光が射し込み、断熱材をしっかり入れてもらったこともあって特に冬は暖かく過ごせる快適空間だ。LDKとつながる半和室は、段差を設けて洋室の半分を畳スペースにし、冬はこたつを置いて横になったり、お孫さんを寝かせたりできる便利な部屋に。畳の下の空間が収納スペースになっているのもグッドアイデア。
友達が来た時にはLDKのダイニングテーブルをここに移動し、庭を目の前にしながら食事を楽しむこともあり、友達からも好評なのだとか。夜はこの部屋から眺める月も美しく、「月に照らされた庭や夕暮れ時の庭を見るのも大好き。
毎日幸せを感じています」と心の底から喜びを実感しているよう。半和室とLDKのすぐ外側にはウッドデッキを設け、より間近で庭を眺められるようにもなっている。
奥さまが丹精込めた庭は、植栽の種類や場所など随時変化をもたせたいため、あえてコンクリート部分をつくらず、買ってきたレンガを自らレイアウトしてガーデニングを楽しんでいるようだ。
満足のいくリフォームができた大きな要因として、奥さまは工事を請け負った棟梁の存在を挙げた。聞くところによると、その棟梁は料理が趣味で、家事をする女性の気持ちをよく分かってくれたといい、コンセントの位置一つを取っても使い勝手の良い場所に取り付けてくれたという。さらに、予定ではキッチンカウンターの上にあった壁を取り払ったり、キッチン奥の窓の位置など、工事を進めながらさまざまな提案をしてくれて、とても助かったそうだ。
「この家は私の人生の証」と言い切るほどリフォームに対する思い入れが強かった奥さま。大好きな庭を眺めながらの日常は、今まで以上に色鮮やかに彩られていくことだろう。






